タジン鍋を使った簡単料理

タジン鍋料理の注意点

 

 

タジン鍋での料理は簡単なことがメリットなのですが、それでもいくつかの注意点があるので説明しておきます。まず、タジン鍋を使う前には、十分に水につけておきましょう。一般的には約30分程度でOKです。セラミック系などで水につけなくてもいい製品もありますが、素焼き系は水につけるようにしてください。ただ、有田焼系のタジン鍋は底がセラミック系になっているので水につける必要はありません。

 

 

電子レンジで使用する場合にもこの工程は必要ありません。その後、タジン鍋の表面の水気を火にかける前に、しっかりふき取っておいてください。表面が濡れたままですと、それが鍋のひび割れの原因になることがあります。水につける理由は、日本では土鍋と同じ成分のタジン鍋が主流だからで、直火にかける時に乾燥ヒビが入ることを防止する必要があるからです。

 

 

焚き火や炭火なら鍋が乾燥していても結構長持ちするのですが、コンロでガス火を使用すると、温度が集中化するので乾燥しやすくなってしまいます。タジン鍋の片付け方ですが、タジン鍋が熱いうちに水につけるのは止めましょう。こうした急激な温度変化は鍋に亀裂を入れてしまう原因となります。まずはそのまま放置して、手で持っても熱くない程度まで冷やしてから食器と同じ要領で洗ってください。後は自然乾燥させてしまえばいいかと思います。

 

 

最近では、蓋だけシリコン製品のタジン鍋もあって、これなら収納もそれほど面倒ではないでしょう。タジン鍋の価格ですが、ホームセンターなら980円程度からあるようです。使いやすいのは直径20~22cmのもので、1人~2人前の量を作れて手頃だと思います。